2009年10月5日

取材その3

更新が滞っていたので連続で投稿失礼します。

同じく九月の後半
今回はサウンドデザイン研究の一任者ともいうべき大学教授の研究室へお話を伺いました。


今回私が聞きたかった事はこの研究に関して専門的な知識がどの程度必要なのかという事と研究の独自性、最近のサウンドデザイン界の動向等についてです。


まず私の研究については
「研究として成り立たせる事は十分に可能、しかし実際に製品を製作するとなると困難」
とのこと。
電子音ではなく機構により音を発する場合、実際に形状から音を予想して制作を行うには高度に専門的な知識が必要であり今から自力で行うことは不可能だそうな。
製品の音をコントロールするよりはサイン音を作り出す方が容易であるようです。


研究の独自性に関しては
「難しいテーマだが今まで同じ研究をしている人は知らず、面白い」
とのこと。ただしサイン音、特に警告音とは何なのかをもう一度考える必要があるのではないかとご指摘いただいた。
また話の中で自転車のベルの音は既に不快感の少ない警告音の部類なのではと思うと言われ、はっとしました。


現在のサウンドデザイン界の動向については、前の取材でも聞いたとおり電気自動車をはじめとする「電子化により消滅した本来機構が発していた音」にかんする問題、ユニバーサルデザインの流れを受けてサウンドデザイン界もその問題に着手しているようです。



色々と参考になったのですが今回は自分の至らなさを痛感した取材でした。
もっと完成系を明確にするべく計画の見直しや練りなおりが必要と感じました。

検討の結果によっては今後もしかすると自転車のベルでは無くなるかもしれないと感じました。


今回も詳しくは報告書に記載します。

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