卒業制作だけでは無く人生や将来などもたくさん悩みました。本来なら大学に入る前に悩んでおくべきことだったのかなと思うこともあります。
四年が始まった頃はとにかく就職しなくちゃって思って闇雲に就活してみたり。研究の方はなんとなく「視覚に依らないデザインがしたい」という思いはあったもののなかなかテーマを決められませんでした。
夏にサウンドデザインと自転車の警告音に取り組もうと決めて調査や取材に行ったりしました。夏はたくさん移動しました(汗)
取材から当初の方法では冬までに完成できないだろうと指摘を受け急遽制作計画の練り直しをしました。コンセプトの練り直しなんかも考えました。
電子音を出すことに決めてから音のイメージをしたり色んな音を試してみたりしました。また道路交通法の関係から自転車のベルのままではまずいということになり今度は本当にコンセプトを考え直すことに。
それからしばらく悩んで今のコンセプトに決まったのは大分期限に近くて焦ったのを覚えています。でも音作りの方は共通していたのでなんとかなりました。
ここで発表のことを考えて「音を鳴らすだけだとなあ」と思い、実際にコンセプトに基づいた商品の模型を作ろうと思い、モックアップ制作に取りかかりました。ちょっと電子工作なんかもあって大変でしたがなんとか間に合ってよかったと思います。
そんなこんなでわたしの卒業制作は終わりました。今思うともっと早くからしっかり考えて取り組んでいればもっとクオリティの高いモノになっていただろうにと後悔することも多いです。実際人生に悩んでいる時はうじうじしていて何も手につかなかった時期もあります。しかし色々な人に刺激され、このままではいけないとにかく前へ進もうと思って完成にこぎ着けることが出来ました。
今思うとこの一年さんざん悩んだおかげではっきりとした未来が見えて来てそれに向かって日々頑張ろうと思えるのかもと思います。少なくとも悩んだまま何となく進む人生にならなくて良かったと思っています。
皆さんありがとうございました。この一年が人生の大事な時期だったと後々語れるように頑張ってゆきたいです。